土地無しのお客様と土地を探している時に出てきた話を一つ。 「安くていい土地が見つかった!」からと言ってぬか喜びするにはまだ早いですよ。場 合によっては高くついてしまうかも知れないのがこの「排水」です。 住宅建築の総額に関わってくる重要な工事が幾つかあるのですが、そのうちの一つがこの「排水」です。 ※この辺も公共下水道が増えたのですが、その他の排水のお話です。 普段生活してると先ず気が付かないことですよね。この辺の排水の種類は、大きく分けて公共下水道と個別浄化槽の 2 つで良いと思いますが、今回は個別浄化槽を更に2つに分けてお話します。 生活していると洗濯したりお風呂に入ったりトイレを流したりと水を使いますが、この水をどこにどうやって流すのか?ということです。 大きく分けて 2 つと言ったのは、その土地に面している道路に側溝が有るか無いかが重要でなんです。 側溝がある場合は、浄化槽で浄化した水をその道路の側溝に流します。 もし、その面している道路に側溝が無い場合は、自宅の敷地内に浄化した水を流すことになります。※流せるところがありませんからね。 浄化槽 浄化槽は写真のような大きなものを地中に埋めて使います。軽自動車位ありそうです。 汚水雑排水浄化するためのものですね。他の処理は汲取屋さんに取ってもらいます。 サイズにも規定があって、住宅の大きさによって浄化槽の大きさが変わってきます。 130 ㎡未満で 5 人槽、 130㎡以 上で 7 人槽という感じです。この辺は霞ケ浦の高度処理型浄化槽の設置が義務化されておりますが、助成制度がある場合がありますよ。これが側溝に流す場合の処理です。もう一つの側溝に流せない場合は金額が少し変わってきてしまいます。 宅地内に浸透させるときはこの装置を幾つか埋めます。 側溝等が無い場合は自宅の敷地内に浸透させることになり、 浄化槽の先にこのような浸透層を幾つか付けることになりますので、その分多く費用が掛かることになります。 また場所によっては将来的にこの水はけが悪い時には浸透桝の増設や新設も考慮してほしいところです。 土地を安く買ったとしても、これら排水でお金が思ったよりかかってしまい、結果高くついてしまったってこともあるか