今日は電柱についてのお話です。 土地を買って注文住宅を建てようとして配置の計画をしながら現地に行くと、ちょうど玄関アプローチにしようと思っていたところや駐車場などの近くに電柱が立っていたります。 私が住宅を建てる際にも、このようなケースは結構ありますね そう、この電柱は東京電力に言えば動かしてもらえるのです。 もちろん無料ですよ。 只、そういつも自分の思い通りに行くのかは分かりません。 先ず電柱は動かしてくれても、その電柱は原則敷地内に入れなければならないんですよ。 ちょうど角に立っている電柱 玄関前の道路に建つ電柱 敷地の中っていうだけならまだいいのですが、電柱は電線でバランスを取っているようなので、例えばある電線は、北から来た電線をその電柱を通して南側に電線が行く、或いは西から来たものをその電柱を介して東に行くなど、その電柱から一方向だけに電線を出すことができない場合は、例えば敷地内に電柱並みの太さの控えを建てるとか、いろいろ場所によっては出てくるのです。 例えば東南角地の良い物件を見つけてプランを話し合い、プランを決めながら現地を何度か見ていると、ちょうど東南角部分に電柱が立っている。 でも、電柱は敷地内に移設すれば良いので、クルマの運転に少し苦労してしまう奥様のために、いちばんクルマを入れやすい東南角あたりを駐車場にして、建物の配置を決めてプランニングしたとしましょう。 そこで電柱移設を東電に依頼したら「ダメ」ってこともあるのです。そう、分譲地等の角地の電柱は、まさに先程のクロスしている部分の電柱となり、バランス的に動かすことのできない位置にあることが多いのです。 そうなると一番クルマを入れやすいところに電柱があるってことになるので、何らかの回避策を取らなければならなくなってしまうのですよ。 エーッと思わないように、駐車スペースと思うところに電柱が立っていたなら、先ず移設できるかを確認してから話を進めた方がいいですね。