今回は欠陥住宅についてです。欠陥住宅って我々みたいな業界の人間の思うところとお客さんが思うところでは結構な差がございます。 以前うちのお客さんではなく、うちの家を中古で購入したという人(知らない人)から「家全体が歪んでいる」と電話がありビックリして急いで見にゆきました。 ※ 本当は関係ないのですけどね。 そこにはヤ〇ザみたいな坊主の人が居て欠陥住宅だとか裁判だとか言ってちょっと怖かったのですが・・・見てみるとドアの開閉によるドアの下がりで、丁番をドライバーで調節したら直りました。一つ一つのドアが下がっているので、枠から見ると三角にすき間ができて見えるのですね。 ドアって丁番で片方から吊って何千回も開閉しているので、年月とともにドアの重さで下がってしまうこともあるのです。今うちではリビングにガラス入りのドアを引き戸で入れているケースが多いのですが、開きドアだと重いので下がってしまったりするんですよね。 後はうちの場合だとオープンハウスなどやっている時に収納扉が左右で微妙に高さが違うというところが何か家に問題があるのかと思ってしまったりするようなんですよね。 これも引き渡し前にはドアの開閉とか、サッシのロックとか、鍵のかかり具合とか、見るのですが、やはり人がやることなのでちょっと見逃してしまったりすることもあるのです。 でもお客さんから指摘があればすぐに調整していますけどね。と、これまでのような見えるところって、当然それも大切なのですが、欠陥というまでにはゆきません。 内部なども内装前の天井部分に釘が出ていて・・・という事もあったりしますが、釘が出ていて正解ということもありますし、雑な施工と思うようなことでも、これは丁寧な方なんですってこともありますね。 建築途中の室内で天井から何本も釘が出ていて、それを見てお客さんが心配そうなのですが、ベランダ下地のところなので釘が出ていないと 2 枚の板がちゃんとついていないことになってしまうのです。上は防水加工するので全く問題はないのですが、私自身も初めはそうだったので、お客さんの疑問も良くわかりますよ。 以前お客さんにクレームで柱にヒビが入っていると言われて材木屋さんにヒビが入っているのですがと聞いたらアレ「背割りです。」って言われて恥ずかしい思いをしたことを思い出しました。 簡単に言うとワザとヒビを入れ...